福島県高等学校文化連盟について

   文化芸術基本法によると「文化芸術は、人々の創造性をはぐくみ、その表現力を高めるとともに、人々の心のつながりや相互に理解し尊重し合う土壌を提供し、多様性を受け入れることができる心豊かな社会を形成するものであり、世界の平和に寄与するものである」とされています。また、文化芸術推進基本計画(第1期)においては、文化芸術は経済的な価値をも有しているとされています。

 つまり、文化芸術とは、私たちの心に豊かさを、生活に喜びをもたらすのはもちろんのこと、平和でよりよい社会を実現していくものであるということです。核兵器の使用が現実味をおびていると言われる今、芸術文化の持つその意義は、より価値あるものとなっているのではないでしょうか。

 福島県高等学校文化連盟は、県内の高校生の芸術文化活動を支援しています。高校生の芸術文化活動とは、高校時代というなにものにも代えがたい時期を充実させ、ひとりひとりの成長を促すものであるとともに、福島の復興と平和で誰もが尊重される社会の実現につながる活動でもあります。一例として、令和3年度実施の県内の高校生の協働による「ふくしまをつたえる新聞」(日本語版、英語版)の発行は、県内外の方々に「福島の今」をご理解いただくとともに、発行に関わった高校生と新聞を読んだ高校生の、社会づくりへの意欲と行動力を高めるものとなりました。

 高校生の皆さんには、それぞれの芸術文化活動に協働的、創造的に取り組んでいくことをお願いします。また、ご支援くださる皆様には、高校生の芸術文化活動への応援をお願い申し上げます。

 

                               福島県高等学校文化連盟会長 黒川佳子

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